Wild Challenger

ハースストーンのことを書きます

10月レジェンド到達 翡翠ドルイド

台風で休みになって暇だったのでブログ更新

 

今月も無事にレジェンド達成しました(10/12)。一応、スタンでは自身最速です(ワイルドは7日)

下記の2つの翡翠ドルイドを握ってからは38勝15敗の勝率71.7%でした。かなり良い勝率だと思います。

 

レジェ到達時に使っていたのは10/10にTylerがレジェ1位に到達した蓮華紋とMCTを採用した翡翠ドルイドです。ランク2からはこっちだけを使ってたと思います。リストはSenfglasが開発したもので、彼もまた同じリストで1位に到達しています。

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このリストにシフトするまでは下記のメディブ型も使っていました。原型はtuttuさんのアレク入り翡翠です。アグロがローグだけでなく、zooも台頭してきてマッチングが増えたのでアレクをスペルブレイカーに、カニを終末予言者に変えていました。

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せっかくなので2つのリストの比較をしてみたいと思います。リストは26枚同じで、異なる部分は

蓮華紋型は蓮華紋2枚、MCT2枚

メディブ型は終末予言者2枚、スペルブレイカー、メディブ

です。

 

終末予言者、MCTは共に相手の展開阻害の役割を持ちます。

終末予言者は腐りにくいのが魅力です。対アグロでは序盤のボードを抑える、虫害との組み合わせでボードを流すなどの活躍が期待できます。ミラーやコントロール相手は滋養で増やした2マナで終末を出して、ボードを流してからメディブを置く動きを取ることも多かったです。

MCTは相手が虫害ケアをすると必然的にMCTケアになるのでアグロに対しては微妙でした。アグロにMCTが刺さるときは虫害で時間を稼いで、相手が横に広げるのを待ってMCT翡翠(と蓮華紋)を同時に展開して返すような展開でした。MCTの真価はミラーで発揮されます。中盤から翡翠の育て合いになるとお互いに横に展開しないわけにはいかないので絶対に刺さるタイミングが来ます。

この2種の選択によって生じる一番大きな差は、マリガンで残す選択肢があるかどうかだと感じました。MCTをキープすることは無いですが、終末予言者はアグロ相手にキープします。そうすることでマナ加速や翡翠カードを引ける確率が下がり、結果的に翡翠ドルイドが目指す、加速して究極でアドバンテージ差を付けて勝つ、翡翠を順番に出して育ててボードを取る、のどちらも終末予言者をキープしない場合より難しくなることが問題だと思いました。

 

次に比較するのは蓮華紋とスペルブレイカー+メディブです。汎用性は高いが特定のマッチアップで光り輝くわけではない蓮華紋と、汎用性はそこまで高くない変わりに刺さった時に強力なスペルブレイカーとコントロールキラーのメディブです。

蓮華紋は無難に強かったです。純粋に横に並べる翡翠の動きとマッチしていました。対ローグでは翡翠の精霊が3/4になり、3/3ミニオンを一方取れるようになることと虫害が2/6になりスケベに1発で処理されなくなること、プリースト相手は巨像が4/7になり処理されなくなる、翡翠ミラーではサイズ差を誤魔化せるので不利が五分に、五分が有利に、有利が勝ちに近づく感じでした。1マナという軽さもあり、どのマッチでも腐らなかったです。

スペルブレイカーはまあ刺さったら強いし刺さらなかったら弱いカードなので言及することはあまりないです。クエストメイジ相手は終末を止めるのではなくて凍結を溶かすプレイングを心がけると良いくらいでしょうか。

メディブは武器破壊が多くない現環境では対コントロール最強でした。特に、腐りがちな虫害がバリューを持てるようになる点が優秀でした。が、正直、コントロール相手にはメディブを投げなくても普通に加速して翡翠育てて究極でアドバンテージ差を付ければ勝てるので死体蹴りに近いカードだったかなとも思います。メディブのお陰でイージーウィン出来る試合も多いのでプリーストなどに楽に勝ちたいのであれば全然採用の余地はあります。

 

結論としては、この2つだとどのマッチアップでも最低限の活躍する蓮華紋がラダーを回す上では優秀なカードだと感じました。MCT採用は枚数も含めて議論の余地があるとは思いますが、ミラーマッチで星を稼げたことがレジェ到達に大きな貢献をしたので自分は2枚採用が成功だったと感じます。

 

【立ち回りとマリガン】

A.加速して究極でアドバンテージ差を付けて勝つ(繁茂、開花、古代地、滋養)

B.翡翠を順番に出してテンポと取って勝つ(偶像、繁茂、開花、精霊、アヤ)

基本的にはAを目指しますが、マリガンでBが目指せそう、かつBのプランを取ったほうが良さそうな相手にはBを取ります。

上記のA,Bのどちらを選択するかでマリガンが変わるのでこの相手にはこれ、というマリガンはあまりないですが、下記で簡単にまとめます。

あと、偶像は基本的に埋めません。埋めるという行為そのものが埋めた3枚のうち2枚引かないと利点が無いのでコスパが悪いです。ナーフ前翡翠なら十分にできましたが今は難しいので埋める必要はありません。ただ、次のターンに究極を打つ場合は埋めても良いです。あと、ファンドラル+偶像+滋養の動きはミラーで強いのでオススメです。逆に言うとこれくらいです。

 

以下に簡単に各マッチアップごとに考えることを書きます

 

対プリースト(想定:ラザプリ)

プランAを目指します。翡翠を早い段階で育てすぎると変身に巻き込まれてボードが壊滅してしかも次に展開する翡翠がないという状態に陥るからです。また、序盤のノースシャイアやアコペの的を作られたくないのでランプカードが1枚あれば自然の怒りをキープします。

このマッチアップの基本的な勝ち方は9マナのタイミングで偶像を埋めて究極で一気に翡翠カードを獲得して、相手が変身した瞬間に5/5以上の翡翠を一気に並べることです。クンも究極とセットではなく、変身の返しにクン+翡翠連打の動きをすることが多いです。相手に変身を強いるためにクン+究極をすることもあります。この辺は時と場合によります。

負けパターンはいくつかありますが、最も避けたいのは、序盤に出した小粒の翡翠を餌にノースシャイアやアコペに大量ドローを許すことです。次に5/5以上のゴーレムを並べて変身に巻き込まれて、返しに展開できないことです。

 

対ローグ(想定:テンポローグ)

プランBを選択しうるマッチアップです。偶像や開花に加え、精霊とアヤもキープして早い段階で5/5以上のゴーレムを出しに行きます。狙える場合は積極的に狙いましょう。理由は加速に専念してボードを放置すると冷血で顔が壊されたり、スケベを処理できなくなったりするからです。

プランAはそれだけを目指すのはあまり得策ではないですが、4/4くらいまで翡翠を育てていれば究極でだいたいのボードは捲れると思います。7マナの時に滋養で加速してなぎ払いや自然の怒りでボードをある程度落ち着かせて次に究極を打つ動きが重要になります。つまり、結局は5,6マナのターンは翡翠を育てたいということです。

 

ドルイド(想定:翡翠ドルイド)

基本的にはプランAで間違いないのですが、翡翠を育てることを全く放棄してしまうと追いつけなくなるのでBのことも頭の片隅に置いたほうが良いと思います。ただ、究極は加速が1枚でもあればキープします。理由はいくつかあるのですが、相手が究極を打って自分が究極を打てない場合は確実に負けるからです。ただ、基本的な負けパターンは相手に翡翠の成長速度で負けてマウントを取られることで、そこも無視できません。

差が出るプレイとしては、相手のボードが空なら4マナのタイミングでのテンポファンドラルが通る可能性がかなり高いこと(滋養があり、他の加速手段がない場合のプレイ)、アヤを出すターンはボードに4体以上並べないこと、MCTは刺さるタイミングまで我慢することあたりだと思います。

 

 

 

圧倒的最強から、普通に強いTier1まで落ちた(?)翡翠ですが、デッキパワーは依然として高いです。中盤から捲っていく動きは他のデッキではなかなかないと思うので是非使ってみては如何でしょうか。

飽きるくらいに使った人も多いデッキであるとは思いますが・・・